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【サバイバルファミリー】 ※ネタバレ注意※

久しぶりに映画を観た。タイトルは「サバイバルファミリー」。この映画で出てくるロケ地の約半分が私の地元で撮影され、上映開始されてから映画の内容が、ずっと気になっていた。

1. 地元がロケ地の映画を観た地元民の心境

映画では私の地元が割と映されていた。特に見てほしいポイントは以下。↓

 

①架空の銀行・東京銀行が映された下り

②サイクリング中に自衛隊員に会う下り

③豚の解体シーンで、解体を手伝ってくれたじーちゃんが山口弁全開で喋っていた下り

豚の解体シーンについては、後ほど詳しく解説。

 

地元民としては、頗るテンションが上がる映画だった。

 

①東京銀行の下りは、地元の銀行 (因みに西京銀行。最強ではないので悪しからず。笑) を、方角を逆にして文字ったものである。

②自衛隊員に会う下りの時の撮影場所は、私が普段 バリバリ通勤で使っている湾岸道路である。昨年11月に1週間程度、この道路を封鎖したのは、おそらくこの映画撮影の為だろう。普段あの道をチャリや徒歩で通るのは禁止されている。

③については、実際に撮影があったのはもしかしたら地元ではないかもしれないが (「〜じゃけえ」という言葉は、広島でも使われる) 、私の独断と偏見で、勝手に地元で撮影されたということで解釈(笑)

 

内容をざっくり言うと、突如訪れた世界規模の停電に、人はどうやって立ち向かっていくのかを映像にしたフィクションである。先日、東日本大震災 (3.11) から丸6年経った。これを機に、ライフラインが途絶えた時の予習も兼ねて、もしもの時に備えてシミュレーションするのはどうだろうか。

 

2. 日常の「当たり前」が いかに幸せか

 2010年以降に起こった大震災 (主に 東日本大震災熊本地震) は、町や人々に莫大な被害を与えた。一方で 情報網の発達により、電話やラジオ、携帯の災害掲示板、SNSなどを通して安否確認が出来るまでに技術が進歩した。サバイバルファミリーのように、もしも この世から電気が消え、且つ 電池やラジオも使えなくなったら、世の中は めちゃくちゃ不便になる。原始人のような生活をせざるを得ない。更に 住む家さえも失ったら、あったかい布団で寝られる日常が、どれほど幸せか…。出来ることなら 天災は避けて通りたいが、世の中は「なるようにしかならない」ので、もしもの時に被害を最小限に留める為の案の1つとして「ミニマリストのすゝめ」について解説する。

 

3. ミニマリストのすゝめ

 ミニマリスト (minimalist) とは、英語で「最小限の」を意味する minimal が派生して出来た単語である。直訳すると「最小限主義者」であるが、私は モノを持ちすぎず、自分の身の丈に合ったモノの適正量を把握している人のことと解釈している。私もミニマリストを目指して奮闘中である。今の日本は、戦時中とは比べ物にならない位モノや情報が溢れている。技術の進歩も相まって、ネット環境さえあれば、何処にいてもモノや情報が簡単に手に入る便利な世の中になった。

 

モノや情報が簡単に手に入ることは、一見 便利かのように見えるが、良いことばかりではない。将来 日本全体が破綻するような大地震が起きた場合、日頃からモノが少なめのミニマリストと、モノが多いマキシマミストであれば、モノが減ったことに対する精神的ダメージは、後者が圧倒的に大きいはずだ。しかし、両者とも「お金」だけは減らすどころか、増やしていかなくてはならない。映画のように もしもの時に、ペットボトル入りの水が1本 100円→1本 2,000円になる事も無きにしも非ず。その時は、深津絵里さんが演じるオカンのように、上手いこと おっちゃんにまけてくれるよう交渉出来れば良いが(笑)

 

また、食料品の観点からこの便利さの問題点を挙げるとすれば「もったいない」の一言に尽きる。日本人は この言葉の意味を、今あるモノを使うことだと誤解しがちだが、本来の「もったいない」の意味は、今あるモノを所有したまま使わないことである。

 

4. 殺処分問題 -豚の解体シーン-

サバイバルファミリーでは、何の罪もない豚が、人の手によって解体されるシーンがある。前述の「もったいない」問題は、動物の殺処分問題 (動物を食用として処理するのにかかる諸々のコスト (時間、費用 など) が無駄なこと) も絡んでくると思われる。この場合の「もったいない」は、食用になった豚肉が人間の体内に入らなかったことへの意味も含まれている。よく言えば、今の若い人に「食育」を通して、食べ物にも命が宿っていることを知ってもらえることになるのか…?

 

日本の法律では、賞味期限切れの食品は有無を言わさず処分しなければならない。また、その量が並大抵ではない。

 

世界には、碌に食べる物もない国で飢え死にする人もいるので、そういう人達に与えられたら良いのにと思うのだが…。

世の中は不公平だ。

 

5. ローリングストックという備え

ローリングストックとは「非常食の定数管理」のことである。日常生活で食べているものを非常用としてストックし、賞味期限が切れる前に日常生活の中で消費しながら、食べた分を再び非常用にストックすることである。私も 昨年末から、少しずつ始めるようになった。コツは「カンパン」のように、非常用に食べるイメージの強い食料品をなるべく集めないこと。震災で何もかもを失った時に非常用のモノを食べると、却って気持ちが落ち込むらしい。ローリングストックのメリットは、普段食べ慣れているものを非常時も食べられること。非常食とは言え、カンパンや缶詰めは、初心者にはハードルが高いかもしれない。まずは3日分、飲料水や嗜好品 (個人的にはチョコレートやキャラメルがおすすめ。高カロリーでお腹に溜まるから。) を集め、徐々にカップラーメンやレトルトカレーなどを買い足していけば、最初の取っ掛かりとして始めやすいのでは。おすすめは無印良品の食料品である。カレーが割高だが、無印ブランドの力を借りれば、非常時を美味しく乗り切れる…と思いたい。

 

6. これからの課題

以上を踏まえ、私が これからの生活で出来そうなことは、実現可能性の高い順に、、、

・断捨離の継続

・ローリングストックの継続 (特に飲料水) 

・スマホバッテリーの購入

・寝袋の調達

・替え用の服の調達

・貯金 (給与半年分) を現金でおろす

・積立投信でお金を貯める

・現物の米ドルを持っておく

 

今 思い付くのは、これくらい。